レンタルサーバー(お名前.com)に SSH 接続
このブログも「お名前.com」のレンタルサーバーを使ってますが、曲がりなりにも「レンタルサーバー」なのでブログやるだけではもったいないですよね。まずはレンタルサーバーに自PC(Windows10)から SSH 接続できるようにしてみます。
レンタルサーバーコントロールパネル SSH 設定
まずはサーバー側の設定です。お名前.com のレンタルサーバーコントロールパネルより行います。「サーバー」→「SSH」から「はじめる」をクリックします。

初めてなので「自動生成」を選択し、「情報入力する」をクリックします。

SSH Key の名称を入力します。何でもよいです。「確認する」をクリックします。

内容を確認して「完了する」をクリックします。

続いてプライベートキー(秘密鍵)をダウンロードします。
「SSH Key 名称.pem」のファイル名でダウンロードされ、レンタルサーバー側の設定は完了です。

接続確認【Windows10 標準SSH】
それでは Windows 10 標準 SSH で接続確認してみましょう。いつの間にか、Windows でも標準で SSH が入るようになりましたね。
最初に接続先の情報を確認します。「サーバー」→「SSH」を見ると、Key 一覧に前項で作成した Key が追加されていますので、「詳細」をクリックします。

確認すべきは「ホスト名」「ポート番号」「ユーザー名」です。

コマンドプロンプトを開き、以下を実行します。
ssh -i 【プライベートキー(秘密鍵)ファイル名】-p 【ポート番号】【ユーザー名】@【ホスト名】
無事、接続できました。

初めて接続するときは、未知のホストということで以下のメッセージが表示れますが、"yes" で接続できます。

あとはプライベートキー(秘密鍵)の置き場所には気を付けてください。例えば、Cドライブ直下に置いて SSH 接続しようとすると「Permissions for 'MY-ONAMAE-KEY.pem’ are too open.」のエラーになります。公開しすぎってことですね。

実行するユーザのみに権限が与えられている状態でないといけないので、マイドキュメント等の %HOMEPATH% より下のフォルダに置くようにしてください。
勿論、移動後に自力でパーミッションを変更しても良いですが、親フォルダからの継承を無効化したりと、それなりの手順を踏まないとできませんのでご注意を。
2021/12/02 追記
別記事 「Windows 10 への SSH 接続」 を書いていて、ssh-agent の存在を知りましたので、レンタルサーバへの接続にもこれを使ってみます。ssh-agent の起動などは、その記事を参照ください。
秘密鍵を ssh-agent に登録します。秘密鍵は、あらかじめ %HOMEPATH% 配下に移動しておくものとします。
ssh-add %HOMEPATH%\MY-ONAMAE-KEY.pem
実行イメージは以下の通りです。ssh-add -l で登録されているかどうかを確認できます。

あとは、ssh-agent 経由で SSH 接続してみます。秘密鍵の指定が不要になります。
ssh -p 【ポート番号】【ユーザー名】@【ホスト名】

無事に接続できました。SSH 接続する端末を決めておいて ssh-agent に登録後は、秘密鍵は削除する、というのが安全で良さそうです。
接続確認【Tera Term】
コマンドプロンプトも良いですが、接続情報とか保存できないのは不便ですので、個人的なお気に入りで「Tera Term」を使って接続してみたいと思います。インストールは省略します。
起動後、「Host」にホスト名、「TCP port#」にポート番号を入力します。

未知のホストであることの警告については「Continue」します。

「User name」にユーザー名、「Private key file」にプライベートキー(秘密鍵)ファイル名を入力します。

無事、接続できました。

TeraTerm はショートカット作っておくのが一番楽だと思います。私は TeraTerm は Portable 版を利用しているのですが “C:\tools\teraterm-4.106" 配下に置いていることを前提としていください。
デスクトップ等で右クリック→「新規作成」→「ショートカット」より、"ttermpro.exe" の参照します。

ショートカットの名前を入力します。

作成されたショートカットを選択して、右クリック→「プロパティ」を開きます。リンク先のところを以下のようにパラメータ付に変更します。
C:\tools\teraterm-4.106\ttermpro.exe 【ホスト名】:【ポート番号】 /ssh2 /auth=publickey /user=【ユーザー名】 /keyfile=【プライベートキー(秘密鍵)ファイル名】

あとは、ショートカットをダブルクリックすることで簡単に接続できるようになります。
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